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四国八十八箇所巡り、いわゆるお遍路を計画しよう!
四国八十八箇所巡り・初心者編
困難に立ち向かうことで、
人生が彩られる。
お遍路の旅行記
1日目(徳島阿波踊り空港~室戸岬)
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お遍路の旅行記
>1日目
朝7時40分の飛行機で東京の羽田を飛び立ち、
8時40分に徳島阿波踊り空港へ到着した。
この日は1日で23寺廻ろうと考えていたので忙しくなりそうだと思った。
(ちなみに23寺では誰がどうしたって間に合いません)
空港の近くにあるレンタカー屋で手続きをし、
9時頃に1番札所の霊山寺に向けて移動した。
霊山寺は過去に何回かテレビで見ていたので、その場所に訪れることができるということでワクワクした。
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霊山寺に到着。
車を降りて売店に向かう。
事前の情報では、「お遍路セット」なるものが売っているのでそれを買えば問題ないし、
お遍路セットを探すが見当たらない。
お店の人に聞くと、お遍路セット+何か買うみたいなことを言っていて、お遍路セット単品で全てそろうと思っていた自分はパニックになった。
あとは事前知識が全くなかったので、何を買っていいかもわからなかったので混乱していると、お店の人が一式をその場で用意してくれた。
言われるがままの装備で値段を見ると18750円でなんか高くついた気がした。
(多分、ネット上で買えばもっと安いと思う)
とにもかくにも装備は整った。
参拝の方法がよくわからないので事前情報では参拝の作法もそこで教えてくれるというのを見ていたので、お店の人に聞くと、
「ガイドブックがあるからそれ読んで」
と言われて終了した。
装備も作法もこんな雑に対応されるなら、最初から装備は自分で用意して作法も調べて勉強しておけばよかったと思った。
さあ、いよいよお遍路の開始です。
と言っても、ほとんど右も左もわからないので、ガイドブックを片手に人の真似をして参拝することにした。
最初はよくわからず山門をくぐって大師堂で線香をあげようとしたがライターが無いのでやってはいけないことの1つである「人のろうそくから火をもらう」という行為をした。
「ライター入ってないじゃん」
とぼやきながらろうそくと線香とお札を納めて、ガイドブック片手にお経を読む。
お経なんて読んだことないけど、普通の声で読み上げるのも違うと思ったので近くの人の様子を見て低い声でそれっぽく読み始めた。
般若心経の項目に入って読んでいくが、全くスラスラ読むことができないでかなり時間がかかった。
特に
おんあぼぎゃ べいろしゃのう まかぼだら まにはんどま じんばら はらばりたやうん
なんてまともに言うことができない。
「これ、ワザと人間が言いにくい言葉を厳選して列挙してるだろ」って思った。
1番札所 霊山寺本堂。
のちのちわかるが、88箇所の中でもこの装飾は見どころの1つになると思う。
なんとか1寺目の参拝を終えて、旅の始まりとも言えるのでここで記念の写真を撮ってもらった。
そんなこんなで時計を見ると霊山寺についてからすでに1時間経過していた。
すでに午前10時30分。
「あ、100%時間無い」
単純に23寺廻るのに午前と午後で半分の12寺ずつ廻らないといけない計算だが、
それが午前10時30分で1寺。
1寺にかかった時間が1時間。
装備の用意とかで手間取ったから1寺30分だとしても午前中は3寺くらいしか廻れない計算になった。
間に合わないのは確実だが、とりあえず23寺にはできるだけ近づけたいということで、
急いで寺を廻ることにした。
2番札所の極楽寺についた。
8泊9日の旅の8泊目に四国を一周した自分がここに泊まる予定だが、
本当にうまくいった自分がここに戻ってきているかは、にわかに信じがたい。
山門から本堂までの距離が少しあってタイムロス。
困難は次々にふりかかってきます。
霊山寺ではすでに墨書きを終えた納経帳をGETしていたので、ここで初めて納経所に行って納経帳を提出します。
この時目の前で実際に筆を走らせているのを見て
「お!ハンコをポンポンと押して終了じゃなく、1つ1つ丁寧に筆で書いてるんだ!」
と驚きました。
墨で書いてくれるだけかと思いきや納経帳といっしょに「お姿」と呼ばれるその寺で奉っている仏様の絵を描いた紙をもらった。
どうやら、これも88箇所の寺に行って集めるみたいだ。
3番寺の金泉寺。
写真は残っているが、急いで廻っていたせいもあってか全く覚えていない。
4番寺の大日寺。
地図で見るより、結構距離があるなと思った。
周りは自然の山がすごい。
5番寺の地蔵寺。
ここは、寺以外にも「五百羅漢」というやつが見物みたいで、観光も兼ねていたので時間が無くてもスルーできずにまた時間を食った。
それにしても羅漢達に圧倒される。
このお坊さんの人形が500は無いにしても150体くらいは飾られている。
6番寺の安楽寺。
記憶にございません。
7番寺の十楽寺。
境内の中は記憶にございません。
ここで12時40分でお昼時なので、目の前にあったうどん屋でうどんを食べることにした。
時間が無いので食べる時間さえ勿体なかったが、
23寺諦めムードがもうどうでもいいやと思わせていたので食べることにした。
これがたらいに入ってるたらいうどんか。
たらいに入れることで保温力を高めて熱々を食べてもらおうということなのでしょう。
たらいうどんはどこも汁が濃いめに設定されてるみたいだ。
薬味はしろごま、ねぎ、生姜のすりおろしが一般的みたいだ。
8番寺の熊谷寺。
ちょいと階段を登っていかないといけないので大変だ。
田んぼを行く。
9番寺 法輪寺。
記憶にございません。
10番寺の切幡寺。
納経所で初めてバスツアーの人達の納経帳が20冊くらい積まれた納経所に出会った。
初めて見たので、
「これ全部待たないといけないんですか?」
と聞いたら
「個人を割り込ませてやってるんだから、呼ばれるまで黙って待てやボケ」
みたいなことを言われて88箇所廻った中でも一番イラっとした寺で印象的です。
こんなことガイドブックに書いてないぞ!
11番寺 藤井寺。
山のふもとにある感じで、次の寺が山奥にあることを感じさせてくれる寺です。
確かここで初めて駐車料金を取られて
「もしや、駐車料金もバカみたいな金額になってくるのでは・・・」
と感づいた場所でもありました。
11番寺が終わった時点で14時。
残り3時間で12寺。
「やった~!絶対間に合わないよ!」
しかし、こんなこともあろうかと最終日を1日余らせておいたので、12番~17番は四国を一周して戻ってきたらいく計画に変更した。
最終日は徳島市内を観光する予定であったが仕方ない。
18番の寺に向かう途中で気付いたが、
このペースだと18番~23番も無理だということに気付いた。
さらに計画を変更して、20番~23番は最低でも廻ろうと思い、20番に向かうことにした。
「3時間で4寺なら午前中廻ったペースから言えばギリギリで間に合うだろ」
と思っていたのだが、20番から21番はいわゆる「遍路ころがし」というお遍路泣かせの難所であることを知らなかった。
山をひたすら上がって無くなっていく時間。
20番の鶴林寺に着いたのはいいが、11番寺からの移動+山頂への移動で時はすでに16時。
なんでこんな山の中にあるねん!
急いで次に向かったが、ロープウェイがあるということで最低でもクリアしておきたかった20番~23番もクリアできないことがわかった。
太龍寺へのロープウェイ付近はこんな感じです。
ビニールハウスはほとんどイチゴを作っていると言ってました。
ロープウェイはどんどん山の中に入っていきます。
こういう山の中にある太龍寺へ歩きで行くことは果てしてできるのだろうか?
でも、きっと歩き遍路の人はこの山の中を歩いて行くんでしょうね。
ロープウェイからオオカミを見ることが出来ます。
オオカミが住んでいたと言われる岩山の像ですが。
その日は21番寺の太龍寺で終了した。
1日を締めくくるのにふさわしいほどの大きな寺でお経もゆっくり唱えて終了した。
しかし、この日の予定は室戸岬の近くまで行く予定なので、まだ移動しないといけない。
23番寺の薬王寺の施設でごはんと温泉に入った。
当然17時は過ぎて納経所は閉まっているので墨書きはもらえない。
厄除けうどんとおにぎり。
うどんのおいしさは普通です。
時間はすでに19時。
予定では18時に室戸岬の近くの宿に泊まる予定だったのだが。
そして、19時に薬王寺を出ると宿には21時到着の予定。
当初の予定より3時間の遅れである。
この日は全てにおいて遅れてしまい、
この様子だと今後の旅行の計画が絶対に失敗すると確信した。
夜21時に室戸岬方面の宿に到着し、一泊した。
宿って言うか、本当にただの古い民家だった・・・
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1日目(徳島阿波踊り空港~室戸岬)
2日目(室戸岬~37番札所岩本寺)
3日目(37番札所岩本寺~愛南)
4日目(愛南~道後温泉)
5日目(道後温泉~新居浜)
6日目(新居浜~琴平)
7日目(琴平~高松)
8日目(高松~2番札所極楽寺)
9日目(2番札所極楽寺~徳島阿波踊り空港)
高野山でお遍路の締めくくり
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