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四国八十八箇所巡り、いわゆるお遍路を計画しよう!

困難に立ち向かうことで、

人生が彩られる。

お遍路のまわり方、道順

お遍路のまわり方、道順

トップページお遍路の旅の準備、計画

札の打ち方は色々あって、必ず順番どおりにお寺を回る必要はありません。
(訪れた寺に札を納めることを札を打つという。「納め札」のページを参照)


でも、順番どおりにまわる方が
移動距離が最短になるので効率的といえるでしょう。
それも全てお遍路1200年の歴史の中で人が経験則で最適化してきた先人の知恵なのでしょう。


ちなみに四国八十八か所に点在するお寺の配置は以下のようになっています。

各お寺の場所の図
四国八十八か所、回り方、道順
一番寺は徳島県の霊山寺(りょうぜんじ)というお寺です。
多くの人がここをスタート地点にしているため、お遍路に出た人なら思い出深い場所になっていることだと思います。


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お遍路の回り方、通し打ちと区切り打ち

1回の旅で全て88箇所まわることを「通し打ち」と呼び、
何回かの旅程にわけて行うことを「
区切り打ち」と呼びます。


どちらが良いとか悪いとかはありませんが、
費用的にも気持ち的にも1回の旅で廻りたいという人が多いのではないでしょうか。
(区切り打ちだと四国までの移動費が何回かかかる)


東京~徳島の飛行機で3万円くらいかかるので、
あとで費用の話もしますが、
区切り打ちは余計にお金がかかります。


正月3が日の間に、京都にある弘法大師ゆかりの地の東寺、仁和寺、神光院を3つ廻ることを「三弘法詣(さんこうぼうもうで)」というものがあり、私もお遍路を終えた後に京都で正月を迎える機会があったので実際に行ったのですが、神光院に行った時、お遍路をやっているご年配の夫婦に会いました。
その夫婦は区切り内をやっているとのことでした。



実際には以下のような流れでした。

神光院の写真。
神光院
弘法大師ゆかりの地なので大師堂もあるはずですが見当たらないので聞いてみると、弘法大師を神様的に崇めているので、この本堂が大師堂でもあるとのことです。


真言宗方式のお経を唱えていると、「もっと畳に上がって近くでどうぞ」と勧めてくれました。


隣で納経帳を5冊くらい書いてもらっている夫婦がいて、「お遍路廻られたんですか?」と話しかけられたのでそうですと言っておいた。


私は1回で88箇所まわる通し打ちをしましたが、夫婦は数回に分けて22か所くらい廻るという区切り内をされている方でした。
通し打ちで88か所廻った私にすごい驚かれていました。


その場でお遍路をやってる人同士でしかわからない話を少し出来てお遍路を通して出会った面白い体験だったと思います。


こういう感じで私のストーリー仕立てで実際にお遍路に行ってきた結果は「お遍路の旅行記」に記載されているので見ると参考になるかもしれません。



ちなみに三弘法詣の話は私が趣味でやっている旅行のサイトに載っているので、このサイトには載っていませんが、青二才が書いた恥ずかしい文章満載の黒歴史みたいなサイトなので見てほしくはないですが、一応出展ということで載せておきます。
青春18きっぷの旅行 」(外部サイトにいきます)

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お遍路の回り方、順打ちと逆打ち

また、1番札所からお札を納めていくことを「順打ち」、
88番札所からさかのぼって札を納めていくことを「逆打ち」と言います。
順打ち、逆うち
1番札所の霊山寺(りょうぜんじ)は徳島県にあり、
順打ちを行うなら時計回りに徳島→高知→愛媛→香川の順になります。
逆打ちはその逆で香川→愛媛→高知→徳島の順です。


逆打ちを行うと、
今でも順打ちで八十八箇所を巡礼している弘法大師(の霊)とすれ違って
御利益があると言われています。


道中の道案内というのは順打ちを意識したものが多く、
歩き遍路の場合逆打ちでまわると遍路の難易度があがるので
順打ちの3倍御利益があると言われています。
(車の場合はカーナビがあるので関係ないです)



私が実際に見た限り、逆打ちをしている歩きのお遍路さんは1人もいないように思えました。
順打ちを一度やった人が次にやったりするものですが、人生で何回もお遍路に行くというのは費用的にも時間的にもなかなか難しいことだと思うので、初めてお遍路に出る人は順打ちをした方が私は良いと思います。


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お遍路の回り方、一国参り

阿波国(徳島)の霊場は「発心の道場」、
土佐国(高知)の霊場は「修行の道場」、
伊予国(愛媛)の霊場は「菩提の道場」、
讃岐国(香川)の霊場は「涅槃の道場」
と呼ばれています。


阿波で脚を固め(発心の道場 1~23番)
土佐で心落ち着け(修行の道場 24~39番)
伊予で信に入って(菩提の道場 40~65番)
讃岐で諸願成就する(涅槃の道場 66~88番)
と言う言葉があります。

この1つの道場ごとに巡礼することを「
一国参り」と呼びます。
区切り打ちの一種です。


一国参りするときは、徳島県は23番寺の薬王寺付近は何もないので、徳島市内までの帰りの時間なども考慮して計画を立てないといけないので注意して下さい。
徳島市内までかなり距離がありますので気を付けて下さい。


次の高知県もお寺間の距離がかなりあって移動距離がかなりあるので、出発地点からゴール地点の39番寺までかなり移動している点に注意して下さい。


次の愛媛県もかなりの距離を移動する上に、60番寺の横峰寺は完全に独立して山の中にあるお寺で難所ですのでそこも注意しておいて下さい。


香川県は割とお寺が密集しているので、そこまで注意するポイントはないかと思います。

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時間の無い方や体力に自信の無い方は車でまわりますが、
自分に厳しい方は弘法大師と同じ歩き遍路で88箇所まわります。


第37番寺の岩本寺に泊まった時に
他4人のお遍路さんといっしょに夕食を頂いたのですが、
その時の会話で私以外全員歩きだったので驚きました。


一時期は歩き遍路は減っていたみたいですが、
最近は歩き遍路も増えてきているみたいで、
実際に車を走らせていると歩き遍路の人もかなり多く見られました。

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