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四国八十八箇所巡り、いわゆるお遍路を計画しよう!

困難に立ち向かうことで、

人生が彩られる。

納札(おさめふだ)

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これを本堂と大師堂にそれぞれ1枚ずつ納める。

・納めた年月日
・自分の住所
・名前
を書く欄がありますので、お寺に納める前に書いておきます。

名前の下に自分の年齢も書いておきましょう。


前日の夜にあらかじめ書いておくと
道中で時間がかからず効率よくお寺を廻れます。
(名前を書き忘れても誰が納めた札くらいは仏様ならお見通しだと思いますが)


いつ札を納めるか予測できない場合は
「吉日」と書く人も多いですね。

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寺を周る際に昔の人は訪問した証として
お札を寺に打ちつけて参拝しましたが、
今はお札を納める金属製の箱がありますのでそこに投入します。

その名残りで今でもお札を納めて参拝することを
札を打つ」と言います。

金属製のこの箱は88箇所全て同じものを使用していますので、
絶対に迷いません。
この金属の箱に納札を入れて札を打って下さい。



私がお遍路に出てから1年後に和歌山県の高野山に行きましたが、
真言宗の総本山である金剛峰寺(こんごうぶじ)では以下のような箱でした。

単純に四国の物と違う規格の箱を使っているのか、
1年の間に納め札が盗まれないように
四国の箱もこの蓋付きの物になったのかはわかりません。


他には道中でお接待を受けた場合、納札を渡して感謝の意を表すことにも使います。
お接待とは、何でもいいので誰かが良いことをしてくれた場合のことです。
詳しくは「お遍路中のお接待について」を参照して下さい。


あとは、お遍路さん同士が道中に知り合った場合、
ご縁を持ったことでお札を交換することもあります。
出身地もわかりますし、名刺交換のようなものです。
札の色や出身地などの会話が弾むはずです。


お札の色は遍路をした回数になっています。
白は1~4回、
緑(青)は5~7回、
赤は8~24回、
銀は25~49回、
金は50~99回、
100回以上巡礼をすると、錦の装飾が施された豪華な納札になります。


ガイドブックのお札の画像にも錦の札が載らないほど、
錦札は中々お目にかかれないと思われる。

色の違いはその功徳や経験の重さととられ、
錦に近いほど羨望に値するような感覚があります。

確かに車で88箇所まわっただけでもきついのに、
歩き遍路で5回目とか言っていたおじさんは本当にすごいと思ったなぁ。


見栄を張って金や錦の納札を使ったりする人もいるそうです。
あとで「お遍路のルール(十善戒)」でやるのですが、
それは不妄語(ふもうご)の「嘘をついてはいけない」という
基本的なルールに抵触します。



基本的なルールも守れない人間には
お遍路を通して功徳を積むことなど当然出来ないので、
お遍路という旅自体が全く意味を成さなくなります。


あとは、めずらしい納札だからという理由で金属の箱の中をあさって、
金や錦の札を盗んでいく人もいるそうです。


これも不偸盗(ふちゅうとう)の「人の物を盗んではいけない」という
基本的なルールに抵触します。
ルールって言うかそれ以前に刑法の罪に規定されている窃盗罪です。



88箇所を廻っても結構納め札は余ったので、
霊山寺で買ったときに200枚くらいあったものと思われる。
単純計算で88箇所×2個(本堂と大師堂)=188枚は必ず必要です。
さらに道中で良いことされたときに渡すので、200枚では足りない可能性も。


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